MIRAI NO MANABI ミライノマナビ

ホーム  ≫  異なる価値観の中で成長し自立する16日の経験——オーストラリアホームステイ語学研修開明中学校・高等学校(大阪府 共学校)

<PR記事>

2024.10.4

異なる価値観の中で成長し自立する16日の経験——オーストラリアホームステイ語学研修
開明中学校・高等学校(大阪府 共学校)

開明中学校・高等学校
https://www.kaimei.ed.jp/
大阪市城東区野江1-9-9 06-6932-4461(代)

開明中学校・高等学校は、現在では京都大学をはじめとした国公立大学への進学実績から進学に特化した学校と見なされがちだが、その前身は世界との貿易に携わる人材育成の学校だ。時代が移り「貿易人材」から「グローバル人材」へ重点が変わったとはいえ、国際理解教育は原点と言える。今回は、同校最大規模の海外研修であるオーストラリアホームステイ語学研修について高校第1学年主任で入試広報委員の久松宏次先生にお話を聞いた。

 

>>>長年のノウハウが実現した大規模ホームステイ

 開明高校のオーストラリアホームステイ語学研修は、高校1年の夏休みに16日間の行程で実施される。希望制ながら学年の半数近くが参加する、大規模な語学研修である。これだけの規模で一斉にホームステイが実施できるのは、長年のノウハウがあるからだ。

「オーストラリアでの語学研修は共学一期生から始めた取り組みです。国際交流に前向きな現地の高校とお互いに協力する形ができ上がりました。送り出すばかりではなく、向こうの複数の学校から、年間に何度かに分かれて留学生を受け入れています。」

 研修の狙いは、語学の実践と、海外を身近なものとして留学や海外進学への心理的な壁を取り払うことだという。とはいえ、生徒の多くにとって海外は初めての経験だ。

「本校では、普段からオンラインでの英会話や行事として来日した旅行者にインタビューを行います。また今年の高校1年生は旅行者をサポートするボランティアにも取り組んでいます。海外は初めてでも、英会話の実践は初めてではありません。それでも、参加する生徒は初めての海外に緊張します。シドニーに向かう機内では早くも英語が必要となり、一気に海外にいる気分になります。」

 

>>>短期間で驚くほど伸びる英語力

シドニー観光

 シドニーに到着すると、生徒は研修先の学校ごとに分かれる。シドニーの町を見学した後、それぞれのホームステイ先にさらに分かれる。最終日に一泊だけホテルに泊まるが、研修期間中は基本的にホームステイだ。

「シドニーは移民が多い都市です。ホームステイ先もフランス系・イタリア系・中国系・韓国系・インド系など国際色豊かな家庭に分かれます。食事が毎日好きなカレー味だったと喜んでいた生徒もいました。」

 現地では、午前に英語のレッスン(ESL)を受け、午後は現地校の授業をバディと一緒に受ける。当然、教室に日本人が一人だけということもある。

「生徒は馴染むのが早く、私たちに助けを求めることもなく、タブレットを駆使するなどしてコミュニケーションを上手くとっています。現地の授業も最初は聞き取るのが難しいのですが、板書がパワーポイントのスライドなので、難なくついていけるようです。」

 英語漬けの生活となって一週間ほどすると、生徒のリスニング力に劇的な変化が現れる。

「生徒たちは一週間ほどで『生の英語の耳ができました』『耳慣れしました』と言います。柔軟性の高い年齢であることに加えて、英語でのやり取りに自信を持つようになることも大きいと思います。ESLでは、ゲーム形式での実践など楽しい要素もあり、どんどん発言ができるので、上達は早いですね。私たちと話す時にも思わず英語が出てしまうほどです。」

ESLで楽しみながら英語上達

 滞在中は座学だけではなく、エクスカーション(校外学習)として、ワイルドライフパーク見学、シドニー大学のキャンパスツアー、乗馬体験、シドニー博物館見学などもあり、期間中の週末にはホストファミリーと休暇を過ごす。

大自然の中で乗馬体験

 

>>>コミュニケーションは言葉だけでするものではない

「最終日のホテルでは、何かあっても基本的に自分たちでフロントに伝えて、解決するようにしています。エアコンの効きやオートロックのキー閉じ込みなど小さなトラブルばかりですが、海外で起きた問題を自力で解決できるのは、将来の海外へのハードルを下げるでしょう。」

 現地での経験を積み重ねて、生徒は大きく成長する。久松先生によると生徒たちの成長は「圧倒的」だという。英会話でのリアクションや間の取り方など、自然な話し方が身につき、より短い言葉で的確に意思を伝えられるようになる。

「言葉の壁というのは、実は大部分が思い込みや先入観によるものです。参加した生徒が気づくのは『コミュニケーションは言葉だけでするものではない』ということ。身振り手振りでもある程度は伝わるものです。逆に、英語が流暢に話せても、共有したい思いがなければ、そもそもコミュニケーションはできません。」

 

>>>世界が広がる貴重な体験

 異なる価値観に触れることも生徒を成長させる。日本の集団主義的な価値観を苦手に感じていた生徒が、海外の生き方や考え方に触れて「自分は自分のままでいいと思えた」と自信を取り戻すこともあった。

「親元を離れて生活することで、自立心がつきます。自立心が旺盛な向こうの生徒の影響も受けるようです。参加する生徒には『そうじ・洗濯・皿洗いの練習』をしておくように言っています。家事をすることでファミリーの一員として認められるからです。」

 日本では保護者が全部やってしまうので、子どもたちは洗濯機のボタンすら分からない場合がある。これは日本の教育の課題かもしれない。ひと夏の貴重な体験は、生徒の成長・自立ばかりではなく、保護者にとっても「子離れ」の良い機会となるだろう。

 

【授業見学会】
10月:5日(土)26日(土)
11月:2日(土)9日(土)16日(土)
12月:14日(土)
いずれも第1部9:20集合、第2部11:20集合

【放課後見学会】
第3回:11月25日(月)
17時集合、18時10分終了

【入試説明会】
第3回:10月5日(土)
第4回:11月16日(土)
いずれも14時集合、15時20分終了
終了後、校内見学、部活動見学、個別相談も可。

上記いずれも申し込みは 同校Webサイトより

 

Category カテゴリ―